第1回調停期日で全てをスピード解決することができた事例

紛争の内容
依頼者は、妻が子どもを連れて出て行った上で離婚調停と婚姻費用分担請求調停を申し立てられたとのことでご依頼されるに至りました。

交渉・調停・訴訟等の経過
依頼者には丁寧に今後の見通しを伝えた上で要望を聞き、解決方法を提案していきました。その結果、譲歩できるところを多く出して一刻も早い解決を望んでいることが分かりました。

そこで、一ノ矢・二ノ矢・・・と事前に策を練り、様々な展開をシミュレーションしました。

その上で、相手方代理人に事前の解決方法模索交渉を持ちかけ、争点と相手の要望を聞くことに成功しました。

本事例の結末
何を求められているか分かっていたため、シミュレーションどおりに柔軟かつ迅速に動くことができ、第1回調停期日での全ての解決をすることができました。

本事例に学ぶこと
離婚事件の男性側の場合、苦戦を強いられることが多いです。

しかしそんな中でも、調停や訴訟の流れを見通すことで、損害を最小限に食い止め、どうしても譲歩できないところを死守して、迅速に高ストレスの紛争から離脱することができます。

本件も、様々なことを考えながら見通しを立てたことが奏功した事例となりました。

弁護士 平栗 丈嗣