自宅を購入後単身赴任となり6年。妻が育児等のストレスから不安定になり、家庭内別居状態に…。(Ⅰさん、41歳、結婚歴10年、子ども2人)
相談内容
私が単身赴任になり、下の子が生まれてから、妻の育児へのストレスなどもあり、精神的に不安定な状態が続いています。週末しか自宅に帰れないので、帰った時には、私自身の身の回りの事と、子供たちの世話は、全て私が行うようにしています。
妻は、元々、真面目で倹約家、とても教育熱心なのですが、育児ストレスもあってか…
まだ幼い下の子に対し、些細な事で怒り、乱暴な言葉でしかったり、時には手が出る様になった為、私が注意したところ、怒りの矛先は私へと変わり、口を聞かず、私を無視するようになりました。
いわゆる家庭内別居の状態が続いています。私自身、心身共に辛い日々ですが、何よりも、私が不在時の子供たちの事が心配でなりません。
妻の状況が良くなり、良き妻・良き母に戻ってくれれば一番いいのですが、このままの生活(状況)が続くのは、家族の為にも良くないので、離婚という選択肢もやむを得ないのか、と、思い始めています。今後、改善する余地があるのか、離婚を決断した方がいいのか、アドバイスをお願いします。
カウンセリング
理路整然と、静かにお話しをされるⅠさん、お話しを伺っていて…
きっと奥様は、夫の事をとても頼りにしていたのだろうと思いました。それなのに、2人目が生まれて、一番大変な時に夫はいない。助けて欲しい時に、誰にも相談できない事が、完璧主義の妻を、追い詰めてしまったのでしょう。さらに妻には、近くに、親しい友人や、子供たちの愚痴をこぼせるママ友もいない様子。これでは誰だって参ってしまうでしょう。
一方、Ⅰさんも、平日は、単身、身の回りのことを自分でしながら、一生懸命に仕事をし、子供たちとゆっくり休めるはずの週末が、妻の機嫌(顔色)を伺いながらの家事・育児…とあっては、本当に辛く大変だったと思います。けれどもⅠさんは、出来る事なら…と、夫婦関係の修復を望んでいらっしゃいます。
そこで本条から…
Ⅰさんには、ワンオペ育児がどれほど大変かを理解し、誰にも助けを求められない妻を、フォローしてあげて欲しいとお話ししました。働く母親であれば、保育園に子供を預けている時間は、例え仕事であっても、自分の時間を持てるのに対し、専業主婦は、常に子供中心に時間を使っているようなものだからです。元々、真面目で頑張り屋の奥様なのですから、
・妻に→
「子供だけではなく、妻のことも心から大切に想っている気持ち。家事も育児も、一生懸命に頑張ってくれていることに感謝している事。妻としても母親としても素晴らしいと思って(評価して)いる事」を、しっかりと伝える。
・子供たちには→
「パパのお仕事の関係で、土日しか帰ってこられないけど、皆で協力して、仲良く暮らせるように、パパとママとお話しをしている。だから、パパがいないときには、ママのお手伝いを頑張って欲しい」と、きちんと、説明する。などをお願いしましたところ、
Ⅰさんは、「話しを聞いていただき、自分の気持ちに整理がつきました。強い気持ちを持って、夫婦関係修復に向けて頑張りたいと思います」と、力強く仰っていました。
カウンセリングのご相談は下記までお願いします。
埼玉県全域に対応しております。
夫婦問題・離婚カウンセリングメニュー
埼玉の夫婦問題・離婚カウンセリング TOP
夫婦問題・離婚カウンセリング事例(No.1)
夫婦問題・離婚カウンセリング事例(No.2)
対面相談コースについて
電話相談コースについて(初回カウンセリングは除きます)
夫婦相談コースについて
コーディネートコースについて(初回カウンセリングは除きます)
サポートコースについて(初回カウンセリングは除きます)
離婚カウンセリングシート